LOST LOVE BUT I WILL ALWAYS LOVE YOU, URU ~7YEARS~

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ウルと出会ったのは7年前の梅雨の頃

 

雨で朝の会が室内に変わって、そんな時

 

中二の同じクラスだったまりんが

 

朝 雨で濡れて凍えてる子猫を見た

 

そう聞いてなんだかわからなかったけど

 

すぐに助けてあげたい

 

雨から守ってあげたいって

 

何か強い感情を感じたのを今でも覚えてる

 

アロエの木の中で雨に濡れながら鳴いてた子猫

 

それがウルだった

 

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好きだった

 

ウルの全てが

 

出会った時から

 

 

もっと生きていて欲しかった

 

延命寺で待ってて欲しかった

 

もっと春夏秋冬一緒に過ごしたかった

 

20歳以上は生きて、私が30歳になっても実家で待っててくれるんだろうなって

 

勝手に

 

そう

 

思ってた

 

だって

 

大切な大切な家族だから

 

いつも、ウルは待っててくれた  当たり前のように

 

呼んだら、鳴きながら

 

帰ってきてくれた

 

塾の帰りには玄関で待っててくれた

 

送ってくれた

 

でもそんな愛するウルはもういない

 

会いたくても

 

触れたくても

 

抱っこして

 

一緒に散歩したくても

 

寄り添って昼寝したくても

 

できない

 

それが叶うことはもう2度とない

 

ただ、わかっていて欲しい

 

どんな瞬間も、

 

おっきなあくびしたり、

 

お腹を出して寝転がってり

 

廊下で体を伸ばしたり

 

カエルやスズメの死体を持って帰ってきたり

 

どんなウルも

 

大好きだった

 

愛していた

 

 もう会えないだなんて今も信じられない

 

どっかで散歩してるんじゃないかって

 

他の誰でもない ”私”が呼べば、

 

いつもみたいに

 

とんで 走って帰ってきてくるんじゃないかって

 

 大好きなウル

 

出会ってくれてありがとう

 

こんな私に出会って、最高に幸せで楽しい時間をありがとう

 

尾池家に、延命寺に来てくれてありがとう

 

私たちはみんな幸せだった

 

ウルがいてくれて家族の会話が増えて

 

和ませてくれた

 

”生き物はいつかは別れがくる

 

でも早すぎた

 

家族やで

 

今の里奈を支えて命を全うしたんじゃないか

 

ウルも里奈に拾われて幸せやったよ

 

里奈に会わんかったら死んでたんだから

 

ウルは幸せやったと思うよ

 

天国でも、里奈を守ってくれてる

 

里奈を事故から守ってくれて、

 

代わりに亡くなったと思い

 

ウルは幸せだった

 

どこの猫より

 

一生分以上の愛情を注いできたやんみんな

 

そら、もっと一緒に居たかったけど

 

みんな大事にしてきたやん

 

母さん猫嫌いやったのに

 

母さんも変えたな”

 

由里子

 

そんなことないよウル

 

もっと私にはウルが必要やで

 

遠いアメリカにはきたけど

 

それは別にウルがもう必要ないとか

 

じゃない

 

もう居なくなったっていいなんて思わないで

 

 

全然大丈夫なんかじゃないよ

 

ウルなしでは

 

心が痛いよ

 

つらいよ

 

そんな早すぎるよ

 

ウル

 

そんなたったの7年間でよかったん?

 

もっと庭走り回りたかったんじゃないん?

 

木登り誇らしげに見せてくれたやん?

 

夕方のお散歩日課やったやん?

 

スズメ追いかけ回して仕留めて私にくれてたやん?

 

カエルだっていいよ

 

なんだっていいよ

 

ウルがくれるものならなんだって

 

好きだから

 

大好きだから

 

ウルに会いたい

 

それだけなのに

 

 

 

”ウル火葬してくる

 

本当に楽しませてくれた猫やった

 

はよ、見つけてあげたかった

 

なんとも言えない気持ちや

 

寺の中で居てたのに

 

残念で、可哀想で仕方ない

 

火葬場行く時、玄関に入れてあげた

 

今は、ウルのベッドに瓶に入れたお骨を置いてる

 

何日も経ってるから、腐敗してる

 

可哀想やった”

 

泰隆

 

思わぬウル早く亡くなり、おばあさんも涙が止まりません。

 

癒してくれた、猫とは思いません、

 

賢かった。

 

家の者皆つらいです。”

 

ばあちゃん

 

 

ウルは猫ではあったけど

 

何か人間らしいものがあった

 

私たち一人一人に擦りついて

 

甘えてきたり

 

大好きだった鰹節を催促してきたり

 

一つ一つの表情が人間らしかった

 

 

 

雨の中寂しかったやろ

 

寒かったやろ

 

鳴きたくても

 

鳴けなかった

 

気づいて欲しかったやろ

 

でも呼べんかったんやんな

 

ごめんウル

 

もっと早く見つけてあげれなくて

 

あったかくしてあげれなくて

 

雨から守ってあげれなくて

 

 

 

ウルは多く人を幸せに変えてくれた

 

わたし

 

りさ

 

ばあちゃん

 

じいちゃん

 

父さん

 

母さん

 

たいき

 

お宮のおばちゃんにおじちゃん

 

訪れる人だってみんな

 

ありがとう

 

ありがとう

 

私の 荒れていた思春期の中学2年生の頃一緒に隣にいてくれてありがとう

 

成人式の20歳の前撮り写真 一緒に写真撮ったね

 

庭一緒に並んで歩いたよね

 

楽しかったね

 

あの写真たちが私たちが一緒に過ごし

 

一緒に生きた証

 

ありがとう

 

伝えたくて

 

大好きって

 

いつもそばにいてくれてありがとう

 

どんな時も

 

辛かった時、苦しかった時

 

楽しかった時、

 

一緒にいてくれてありがとう

 

寄り添ってくれてありがとう

 

桜の咲く頃にも一緒に外に出て、桜と一緒に写真撮ったね

 

鳥たちのさえずりを聞いたり、風や雨や、どんな季節も一緒だったね

 

そんな自然の音を聞いて

 

目を閉じて耳をすませてるウルの

 

幸せそうな顔が

 

大好きだった

 

本当に幸せそうだった

 

そんなウルの表情が私をも幸せにしてくれた

 

どんなに願おうと

 

どんなにお金があっても

 

ウル

 

ウルは帰ってこないよね

 

ただ会いたいだけなのに

 

抱きしめたいだけなのに

 

世界は残酷すぎる

 

でもこう思う

 

ウルは一度天国へ行き私がどんな人生を生きているか

 

見てるよね

 

そして、いつの日か

 

何かの形で、

 

子猫になって私に会いにきてくれるって

 

ウル

 

この世界にもう一度生まれたのなら

 

見つけるから

 

どこにいようと

 

会おうよ 

 

ウル

 

待ってて

 

それまで

 

少しの間だけお別れだけど

 

 

お互い頑張ろうね

 

大好き

 

愛してる

 

ウル

 

これからも永遠とわに

 

心の中に生き続けてウル

 

安らかに眠れ

 

I will always love you 

 

Rest in peace. Uru...